苦難に次ぐ苦難… [会陰ヘルニア]
社長は退院して初めての朝。
なのに今日はそのまま心臓ドックです。
予約の時間は14時なのですが、朝食を抜いて
朝から入院してください、と言われました。
朝の治療をして、お昼に様子を見ながら食べさせてくれるとのこと。
心臓ドック終了の連絡をもらったので
お迎えに行き、検査結果をききました。
手術前のレントゲンでわかった事ですが
去年の夏まで毎年一回撮っていた心臓のケントゲン写真と比べて
心臓の一部が若干、形が変わっていました。
多分、素人の私が見ただけでは見逃してしまうほどです。
今回の心臓ドックでは心臓の専門の先生に診ていただきましたが
やはりその点を指摘、今後の事を考えて心臓の薬を始めた方がよい、
との診断でした。
勧められた心臓の薬はエナカルドといいう薬です。
エナカルド錠
http://www.zenoaq.jp/html/sh01_more017.html
この薬は飲んですぐに効く、というより、毎日飲んで、
5年後以降の生存率が高くなるとのこと。
たとえば15歳で心疾患の犬が飲み始めるより、
心疾患が見つかっているのなら若いうちから飲み始めた方が
この薬の恩恵を受けられる、との事です。
その上、臨床結果では、この薬を飲んでいない犬より
飲み続けていた犬の方が、最期の時を穏やかに終わる事ができる、と。
社長の場合は抜糸が済んで、手術関連のお薬が終ったら
この薬を始めましょう、という事になりました。
そんなお話の後、社長と面会。
今日は、朝ウンチとおしっこが出たとの事なのでトイレに連れて行っていません、と先生が仰った時に
「え~、食事の後も連れて行ってもらわなかったのか…」と思ったのですが
傷の具合も社長の様子も良いので次は三日後に連れて来られますか
との質問に、今週は日中は毎日入院では?ときいたら
そうでした、そうでした。と…
家に帰ってから、私たちのお昼ご飯を準備する私の傍から離れない社長の様子は
「何か美味しそうなもの作ってる?」という、いつもの感じより
自分のご飯が出てくるのを確信して待ってる態度。
いつもより食事の量が少ないし、お腹が空いているんだろうな、と可哀相に思いながら
「これは社長のご飯じゃないんだよ。夜ごはんはまだだよ。」
と言い聞かせました。
お昼ごはんの片付けが終ってからも私に注目を主張して、キッチンへ誘導します。
痛みがひいて、睡眠もとれて、散歩にゆけない退屈がでてきたのかと思い、
軽くボールで遊びを誘いましたが乗ってきません。
キッチンへ誘導してお腹が空いたと主張します。
何度か言い聞かせると、自分の居場所に行ってまた眠り始めました。
眠っている社長を眺めながら、社長がこんなに聞き分けないのも珍しいな、
普段の生活と違いすぎるし、ストレスが溜まって少しワガママになっているのかも。
と考えていた時、病院の先生から食欲についてなにも説明されなかった事、
トイレはさせていません、と仰っていた事などを思い出し、
もしかして食べてない?と確信。
大急ぎで食事の用意をしながら夫に病院へ電話をしてもらったところ----
食事をさせていなかったそうです…
朝食を食べてきていると思った、と。
食事を待つ間、私の足元で待つ社長の首の長いこと長いこと!
聞き分けないはずです。20時間くらい食べていなかったのですから。
病院の不手際もそうですが、私もしっかり確認しなかった事によって
またしても社長に苦難を強いてしまいました。
社長、本当にごめんなさい!
食事をした後の社長は、満足気に、ものすごく眠り始めました。
指示されている夕食時間のだいぶ前に20時間ぶりの食事をしたので
今日は寝る前に夜食を摂ってもらいます。
明日からは食事はすべて家になるのでこのような事もないと思います。
情けない日でした。
夫アレンジのエリザベスです。
小さすぎて役割を果たさないのですがせっかくなので記念に写真を撮りました。
なのに今日はそのまま心臓ドックです。
予約の時間は14時なのですが、朝食を抜いて
朝から入院してください、と言われました。
朝の治療をして、お昼に様子を見ながら食べさせてくれるとのこと。
心臓ドック終了の連絡をもらったので
お迎えに行き、検査結果をききました。
手術前のレントゲンでわかった事ですが
去年の夏まで毎年一回撮っていた心臓のケントゲン写真と比べて
心臓の一部が若干、形が変わっていました。
多分、素人の私が見ただけでは見逃してしまうほどです。
今回の心臓ドックでは心臓の専門の先生に診ていただきましたが
やはりその点を指摘、今後の事を考えて心臓の薬を始めた方がよい、
との診断でした。
勧められた心臓の薬はエナカルドといいう薬です。
エナカルド錠
http://www.zenoaq.jp/html/sh01_more017.html
この薬は飲んですぐに効く、というより、毎日飲んで、
5年後以降の生存率が高くなるとのこと。
たとえば15歳で心疾患の犬が飲み始めるより、
心疾患が見つかっているのなら若いうちから飲み始めた方が
この薬の恩恵を受けられる、との事です。
その上、臨床結果では、この薬を飲んでいない犬より
飲み続けていた犬の方が、最期の時を穏やかに終わる事ができる、と。
社長の場合は抜糸が済んで、手術関連のお薬が終ったら
この薬を始めましょう、という事になりました。
そんなお話の後、社長と面会。
今日は、朝ウンチとおしっこが出たとの事なのでトイレに連れて行っていません、と先生が仰った時に
「え~、食事の後も連れて行ってもらわなかったのか…」と思ったのですが
傷の具合も社長の様子も良いので次は三日後に連れて来られますか
との質問に、今週は日中は毎日入院では?ときいたら
そうでした、そうでした。と…
家に帰ってから、私たちのお昼ご飯を準備する私の傍から離れない社長の様子は
「何か美味しそうなもの作ってる?」という、いつもの感じより
自分のご飯が出てくるのを確信して待ってる態度。
いつもより食事の量が少ないし、お腹が空いているんだろうな、と可哀相に思いながら
「これは社長のご飯じゃないんだよ。夜ごはんはまだだよ。」
と言い聞かせました。
お昼ごはんの片付けが終ってからも私に注目を主張して、キッチンへ誘導します。
痛みがひいて、睡眠もとれて、散歩にゆけない退屈がでてきたのかと思い、
軽くボールで遊びを誘いましたが乗ってきません。
キッチンへ誘導してお腹が空いたと主張します。
何度か言い聞かせると、自分の居場所に行ってまた眠り始めました。
眠っている社長を眺めながら、社長がこんなに聞き分けないのも珍しいな、
普段の生活と違いすぎるし、ストレスが溜まって少しワガママになっているのかも。
と考えていた時、病院の先生から食欲についてなにも説明されなかった事、
トイレはさせていません、と仰っていた事などを思い出し、
もしかして食べてない?と確信。
大急ぎで食事の用意をしながら夫に病院へ電話をしてもらったところ----
食事をさせていなかったそうです…
朝食を食べてきていると思った、と。
食事を待つ間、私の足元で待つ社長の首の長いこと長いこと!
聞き分けないはずです。20時間くらい食べていなかったのですから。
病院の不手際もそうですが、私もしっかり確認しなかった事によって
またしても社長に苦難を強いてしまいました。
社長、本当にごめんなさい!
食事をした後の社長は、満足気に、ものすごく眠り始めました。
指示されている夕食時間のだいぶ前に20時間ぶりの食事をしたので
今日は寝る前に夜食を摂ってもらいます。
明日からは食事はすべて家になるのでこのような事もないと思います。
情けない日でした。
夫アレンジのエリザベスです。
小さすぎて役割を果たさないのですがせっかくなので記念に写真を撮りました。
2008-04-20 23:03
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コメント(8)
ありゃ~。
20時間も食べていなかったら、さすがの社長も聞き分けが悪くなりますよね。
それに気付いたnanamiさんがさすがです。
社長よかったね~、有能な秘書で(笑)。
心臓の事も心配ですね。
でも、専門の先生に診て頂いて、早い段階で対処出来た訳ですから、
これも社長の運の強さなのかもしれませんよ。
毎日薬を飲むのは大変かもしれませんが、
社長なら頑張ってくれるはず。
グレースも晩年の3年位、ニトロールと言う心臓の薬を毎日飲んでいたんですよ。
シャンプーハット?のエリザベスカラー可愛い!
リボンとコーディネートされてて(笑)。
抜糸まで、結構時間かかるんですね。
ですよね、あれだけ大きな傷ですから…。
社長、もう少しだけ我慢してね。
応援してるから。
by クルエラ (2008-04-21 00:37)
はじめまして。マルチーズとパピヨンのミックスのスピリア10歳と8ヶ月の男の子です。4月の10日に会陰ヘルニアの手術を大学病院で受け自宅療養後地元の病院で昨日抜糸しました。
アチ社長も大変な手術されましたね。自分も手術自体無事に終わったのですが術後三日目に合併症らしい脱肛になり一時家族皆、はらはらさせましたが、地元の先生の的確な処置で危機をのがれました。原因は手術当日から散歩させても良いとの主治医の言葉を真に受けて安静にしていなかったからだと思います。
アチ社長さんは大事に静養されてるようなので、きっと順調に快復されてると思います。自分も術後はみんなが注目しているのでかなりわがままワンコになっちゃいましたがかなり痛い思いをしたので、そのご褒美と思い勘弁してもらいましたよ(笑)
それにしても、心臓の良いお薬あるんですね。自分も手術の時心臓に少し
乱れがあるので将来的に気をつけるようにいわれてるので参考にさせていただきます。
では、お大事にして下さいね。
by Superior(スピリアです) (2008-04-21 10:57)
クルエラさん、グレースちゃんも心臓の薬をのんでいたんですね。
社長はウチ来た時からあちこち悪いところがあって、
今まで薬のない生活の方が少ないです。
ここしばらくは薬がなくて、「こんな日が来るなんて!」
って思っていたのです…。
私としては可哀相にと思ってしまいますが社長は慣れっこで
別にどおって事ないかもしれませんよね。
by nanami (2008-04-21 22:11)
スピリアさん(ステキな名前ですね)、はじめまして!
社長より5日前に手術されたんですね。
同じ疾患で頑張っている子とそれを心配する飼い主として、
なんだか同志(?)みたいに心強いです。
スピリアくん、今は病状は落ちついて、
元気にわがままワンコしているんですね(笑)、良かったですね。
ウンチの出は調子良いのでしょうか。
ウチの社長はいまだにウンチの出が良くなくて
肛門下のあたりがまた膨らみ始めているのです…
まさか、まさか、こんなに早く再発するの?と気が気でないです。
病院の先生に相談しましたが、憩室ができてる様子もないし
便が溜まってるようでもないのでもう少し様子をみましょう、とのことで。
それもまた書く予定です。
心臓の薬は、社長はエナカルドを勧められましたが
主成分の「マレイン酸エナラプリル」という血圧降下剤
が主体のお薬は他にも種類があるみたいです。
肝臓や腎臓など、他臓器に相乗効果のあるものや、
逆に他の臓器に副作用の現れるものなどあるそうで
その子の状態に合わせて処方されるのだそうですよ。
良いお薬でも個体によって合う合わないがあるそうなので
社長に合うかどうか。
また合わなければ別の薬を試したりとかになりそうです。
スピリアくんに合う、良いお薬が見つかるとよいですね。
お大事になさってくださいね。
by nanami (2008-04-21 22:37)
スピリアの散歩係の母です。
同志と思っていただいて、ありがとうございます。
一年も前からスピリアが排便に苦慮してたのに病気と気づかず、1月に会陰ヘルニアの診断をうけながらも、10歳という年齢から当初は手術はせず毎日ウンチさえ出ればという消極的な方を選択していたのですがやはり排便時の苦しみがひどくなってきましたし、診察していただいた大学病院の先生に「手術をしたら5年以上の生存、うまくいくと20歳まで生きることも可能性が有るのに、ほっとけばいつ膀胱がでて生命の危機に遭遇するかもしれないのだから」といわれ決断しました。
術後ほぼ2週間が経過し、本人はいたって元気なのですが、術後3日目に脱肛してしまい吸入麻酔で肛門を一時縫合しました。なので今後も脱肛になる傾向がある(腸がダルダルにのびてる可能性あり)のでまだウンチをやわらかくする薬の服用と抗生剤は続けております。排便のたびに切れ痔っぽいので消毒もかかせません。ご飯もやわらかめにしています。
お尻の筋肉を持ち上げるような縫合をしているため、再発?と思わせるようなふくらみがあり以前よりいびつな感じです。現在はヘアレスドックのようなお尻でシッポはライオンさんです。先生は毛が生えそろえば気にならなくなると言ってました。
普段は地元の(開業前は東京で救命救急センターにいらしゃったという)先生にみていただいており、的確な治療とアドバイスをいただいて北海道の田舎にいながらもスピリアは良い獣医さんにめぐまれて小さな命を失わずにすみました。
命あるものを飼うことの責任の重さを今更ながら痛感しています。
こちらをのぞかせていただいてnanamiさんのachi社長さんへの愛情の深さ、とても感動しました。
うちのスピリアも半分はマルチーズなので、achi社長さんのかわいらしい顔立ちとか仕草がすごくにていて、他犬とは思えずコメントさせていただきました。
長々とすみません。
最後に。編みぐるみすっごくかわいいし、achiちゃんにそっくりでうらやましいです。わんこの毛をつかってのセーターの広告は小樽のペットクリニックでみたことありますが編みぐるみは初めて知りました。うちも今までの毛取っておけばよかった!10年分もあればかなりジャンボなのが出来たかも。残念です。(笑)
では、これからもお互い療養生活がんばりましょうね。
by スピリア (2008-04-22 10:58)
スピリアくんは母さまからすればまだまだご心配な様子なのですね。
10歳という年齢から、手術に踏み出せないのも無理ないと思います。
でも、良い先生にアドバイスいただいて、手術も成功して
本当に良かったですね。
私としても10歳と8ヶ月のスピリアくんが手術に耐えて
元気にしてくれている事がとても励みになります。
しかも、社長の肛門下のふくらみは、スピリアくんと同じように、
お尻の筋肉を持ち上げるような縫合してるからかな?
と思えて、気分が明るくなりました。
昨日は当ブログ、書いたのですが文面も気分もブルーすぎて
更新できなかったのです。
1年後に「あの時はどうなるかと思ったね」と言えるように、
社長の命が終る時にできるだけ悔いを残さぬように
今は精一杯お世話を頑張ります。
お互いに頑張りましょう。
最初のコメント、スピリアくんからのコメントだったんですよね。
私ったらわからずに、なんかトンチンカンな事返してしまって
すみませんでした…。スピリアくんにお大事にとお伝えください。
by nanami (2008-04-23 00:44)
はじめまして。
スピリアくんのところで、お名前だけ拝見していたのですが、
今日「会陰ヘルニア」「肛門下」でググり、偶然コチラにたどり着きました。
実は、ウチのわんこも、会陰ヘルニアの後、どうも肛門の下が腫れているようで、それが気になっていたのです。
わたしも、スピリアママのコメントで少し救われました。。。
この病気は、再発の可能性が高いとどこかで読んだので、小さなことがとっても気になってしまいます。
社長くんもスピリアくんも、一緒にガンバっているのだ、と勇気付けられました。また覗かせていただきます!
by hahakenta (2008-05-16 17:53)
hahakentaさま、偶然たどり着いていただいてありがとうございます!
実は私もスピリアくんのところでから、拝見した事があるんです。
コメントまで書いたのですが自分のブログを紹介する段になって
ヘタにアフィリエイトなんて貼っているから
宣伝と思ってしまうかもしれないな…ってやめてしまったんです。
ケンタくんに手作りのごはんをあげているようだったので
参考にこっそり覗かせてもらおうと思ったら見れなくなっていました。
多分、自分でなにか間違えてたんですね。
おしりの下の腫れのような部分、きになりますよね。
4/23の「長い長いオシッコ考」のところにウチの写真を載せてます。
ケンタくんもこのくらい膨らんでいるのでしょうか。
私もまた遊びに行かせてください!
次はちゃんとコメントします(笑)。
うんち柔らか作戦の食事など、相談させていただくかも。
by nanami (2008-05-16 21:31)