妄想探訪 [新社屋]
先日、録りためていた渡辺篤志さんの「建もの探訪」を夫と見ました。
例の会社のCMがまだやっている…。
私「これさー、顔出ししなくてよければ出てもいいんだけどな」(頼んでないすby建もの探訪)
夫「えー!? ウチなんか小っさすぎて30分もたないよ! 5分くらいで終わっちゃうよ。」
…だったら33分間探偵に頼めば…いや、やっぱり頼まない。
私「そんな事ないよ。階段の下からやってもらえば大丈夫だよ~。」
「階段の下」というのは、新居の土地はよう壁で、
それもハンパない階段を昇ったところに、家が建つ土地があります。
その、よう壁の下から、渡辺篤志さんに探訪してもらう…
そんな妄想にしばしふける事と、なってしまったのです。
…
「今日は、神奈川にお住まいの十条さんのお宅訪問です。
目の前には階段が。では昇ってみましょう。」
ピンポ~ン
「渡辺です。はい。ここからまた、階段を昇るんですね。(息切れ)
お。 何もないまっさらな吹きつけの外壁の平屋。 シンプルでいいですね。
なにか、こう、潔さがありますよね。なんだか気持ちがいいな。」
「あ、玄関まで続くスロープが。その先には。なんだ。あちら側から
階段なく入って来られるんだ。ここからだったら、自転車でも車椅子でも
段差なく入ってこられるというわけですね。でもね、階段がいいですよ。
毎日、三階分くらい昇って、足腰を鍛える事ができますからね。
メタボ防止にもなりますね。うん、僕は断然、階段派だな。」
「こんにちは。お邪魔しまーす。お。これは。玄関収納。
コンセントが二つ。その先には…芝刈り機ですね。
お庭には芝はあるんですか?あー。今はないけど、将来植えるために
今から充電しているというわけですか。さすがっ。用意がいいですよね。」
----浴室・洗面室・トイレ・寝室を丁寧に説明していただく----
「そしてここが…小屋裏収納。ちょっといいですか。
あの遠くの方にちっさく見えるあれ。ランドマークタワーじゃないですか。
もしかして。やっぱり。ここから花火が見えるわけですね。
窓を開けて、扇風機おいて。ビールを飲みながらね、ドーンと上がった花火。
10秒くらい後から音がするわけですよ。自宅から見えるっていうのがいいじゃないですか。
ほら、こう、少し背中を丸めればね、頭もつっかえないし。最高じゃないですか。」
「こちらはリビング。この天井高がいいですよね。冷暖房の効きがいいでしょう。
地球に優しい、エコですよ。ほら、ご夫婦お二人とも背が…なんというか、
その、とてもかわいらしい感じなのでね、この高さがあれば充分ですよ。
梁がね、また、いいじゃないですか。
マイクさん、上。ぶつからないようにね。」
「そして、この、縁側。ウッドデッキではなく、縁側にしたのはなにか理由があるんですか。
あぁ、お庭を有効活用するためにね。なるほど。考えてますね。さすが。
この眺め。いいですね。あ、あれは。はっは~。ここからナマ箱根駅伝を
見る事ができるんですね。新年早々、ナマ箱根駅伝。最高じゃないですか。
いやいや、何を仰る。暴走族ったって毎日湧くわけじゃないですからね。
年に一回の、ナマ箱根駅伝に比べたら取るに足らんですよ。」
「あれ、この音。あー、電車だ。これはね。鉄道マニアにはたまりませんね。
もしかして、ご主人は鉄道マニア…あ、そういうわけではないんですか。
でもね、例えば、タモさんとか、原田芳雄さんとか。鉄道マニアには
楽園みたいなおウチですよね。いつでも電車の走る音が聞こえる。
なんだか童心にかえるなあ。ここは、あの、開かずの踏み切りがある路線ですよね。
ふーん。最高じゃないですか。」
「今日は、未来を見据える、エコハウス。シンプルな平屋の家をご紹介しました。
崖の上ですからね、リビングからの眺めは平屋とは思えない、
スリリングな景観が、とてもユニークで、大変興味深いお宅でした。
次週は、同じく神奈川、『恐怖! 築50年・ハシゴ階段と井戸のある家』をお送りします。」
………長々と、ご拝読ありがとうございました。
例の会社のCMがまだやっている…。
私「これさー、顔出ししなくてよければ出てもいいんだけどな」(頼んでないすby建もの探訪)
夫「えー!? ウチなんか小っさすぎて30分もたないよ! 5分くらいで終わっちゃうよ。」
…だったら33分間探偵に頼めば…いや、やっぱり頼まない。
私「そんな事ないよ。階段の下からやってもらえば大丈夫だよ~。」
「階段の下」というのは、新居の土地はよう壁で、
それもハンパない階段を昇ったところに、家が建つ土地があります。
その、よう壁の下から、渡辺篤志さんに探訪してもらう…
そんな妄想にしばしふける事と、なってしまったのです。
…
「今日は、神奈川にお住まいの十条さんのお宅訪問です。
目の前には階段が。では昇ってみましょう。」
ピンポ~ン
「渡辺です。はい。ここからまた、階段を昇るんですね。(息切れ)
お。 何もないまっさらな吹きつけの外壁の平屋。 シンプルでいいですね。
なにか、こう、潔さがありますよね。なんだか気持ちがいいな。」
「あ、玄関まで続くスロープが。その先には。なんだ。あちら側から
階段なく入って来られるんだ。ここからだったら、自転車でも車椅子でも
段差なく入ってこられるというわけですね。でもね、階段がいいですよ。
毎日、三階分くらい昇って、足腰を鍛える事ができますからね。
メタボ防止にもなりますね。うん、僕は断然、階段派だな。」
「こんにちは。お邪魔しまーす。お。これは。玄関収納。
コンセントが二つ。その先には…芝刈り機ですね。
お庭には芝はあるんですか?あー。今はないけど、将来植えるために
今から充電しているというわけですか。さすがっ。用意がいいですよね。」
----浴室・洗面室・トイレ・寝室を丁寧に説明していただく----
「そしてここが…小屋裏収納。ちょっといいですか。
あの遠くの方にちっさく見えるあれ。ランドマークタワーじゃないですか。
もしかして。やっぱり。ここから花火が見えるわけですね。
窓を開けて、扇風機おいて。ビールを飲みながらね、ドーンと上がった花火。
10秒くらい後から音がするわけですよ。自宅から見えるっていうのがいいじゃないですか。
ほら、こう、少し背中を丸めればね、頭もつっかえないし。最高じゃないですか。」
「こちらはリビング。この天井高がいいですよね。冷暖房の効きがいいでしょう。
地球に優しい、エコですよ。ほら、ご夫婦お二人とも背が…なんというか、
その、とてもかわいらしい感じなのでね、この高さがあれば充分ですよ。
梁がね、また、いいじゃないですか。
マイクさん、上。ぶつからないようにね。」
「そして、この、縁側。ウッドデッキではなく、縁側にしたのはなにか理由があるんですか。
あぁ、お庭を有効活用するためにね。なるほど。考えてますね。さすが。
この眺め。いいですね。あ、あれは。はっは~。ここからナマ箱根駅伝を
見る事ができるんですね。新年早々、ナマ箱根駅伝。最高じゃないですか。
いやいや、何を仰る。暴走族ったって毎日湧くわけじゃないですからね。
年に一回の、ナマ箱根駅伝に比べたら取るに足らんですよ。」
「あれ、この音。あー、電車だ。これはね。鉄道マニアにはたまりませんね。
もしかして、ご主人は鉄道マニア…あ、そういうわけではないんですか。
でもね、例えば、タモさんとか、原田芳雄さんとか。鉄道マニアには
楽園みたいなおウチですよね。いつでも電車の走る音が聞こえる。
なんだか童心にかえるなあ。ここは、あの、開かずの踏み切りがある路線ですよね。
ふーん。最高じゃないですか。」
「今日は、未来を見据える、エコハウス。シンプルな平屋の家をご紹介しました。
崖の上ですからね、リビングからの眺めは平屋とは思えない、
スリリングな景観が、とてもユニークで、大変興味深いお宅でした。
次週は、同じく神奈川、『恐怖! 築50年・ハシゴ階段と井戸のある家』をお送りします。」
………長々と、ご拝読ありがとうございました。
今会社で休憩中なんだけど、1人で読みながら大爆笑してしまいました。
妄想に私まで入り込んじゃって(爆)
楽しすぎます~。
by みなぴょん (2009-04-15 13:42)
すっごい面白くてちょー笑いましたが、社長のおっしゃる通りです。
荷造りせーや。
by いちご (2009-04-15 14:57)
みなぴょんさん、ありがとうございます。
細かすぎるモノマネあたりで、やる人いないですかね。
褒めようのない家を必死に褒める建もの探訪の渡辺篤志…って。
あ、また、更なる妄想をしてしまいました。
by nanami (2009-04-15 18:26)
いちごひゃん。。。仰る通りで。
だって思いついちゃったんだも~ん。。。
by nanami (2009-04-15 18:30)